
アンコンシャスバイアス研究所
守屋智敬 代表理事
<Profile>
2018年、ひとりひとりがイキイキする社会を目指し、一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所を設立。さまざまな角度・視点から「アンコンシャスバイアスに気づこうとすることの大切さ」を届けている。
思い込みへの気付きが、福井を変えるチャンスになる。
もし「ニンジンを買った」と聞いたら、何色が思い浮かびますか? 「オレンジ」が思い浮かびますか? でも、本当は違う色かもしれません。
なにかを見たり聞いたりした時などに、無意識に「こうだ」と思い込むことをアンコンシャス・バイアスと言い、日本語では「無意識の偏見」と表現されます。アンコンシャス・バイアスは、日常の中で誰にでもありえうるものです。
例えば「育児や介護をしている」と聞くと無意識にそれは「女性だ」と思い込むことがあります。
それは「女性だからこれをする必要がある」 「女性にはこれは無理だ」という固定的な性別役割分担意識になり、教育や就業機会の制限にもつながるかもしれません。
そこに感じる生きづらさは、福井の女性が県外転出する理由の一つとなっています。

特に「私は大丈夫」、「私は関係ない」という偏見には注意が必要。
そして、「これがあたりまえ」などと頭ごなしに決めつけず、なんでも話せる環境や関係を作り、「あなたはどうですか」と相手の気持ちを確認することが大切です。
一人ひとりの声に耳を傾け、福井の組織や地域が変わっていくチャンスとして実践すれば、より良い未来が広がっていくでしょう。
取材・執筆:武澤和代



