福井の地で、志す道を自分らしく歩んでいる人たちは、どうやって現状を切りひらいたのか。無意識の思い込みをどうやって乗り越えたのか。歩んできた道とこれから目指す道とは―――。
ありのままに歩んでいく。たどりついた「看護は生き方」。

「コミュニティナース」として、地域に身を置きながら、人と暮らしと医療をつなぐ活動をしています。大学病院でも訪問看護でも、現場がどこであろうと、変わらず看護が大好き。だからこそ、今の働き方も「やっと見つけた」というよりは、出会ってきた方々と対話を重ねる中で自然とたどり着いた結果のように思えます。ハードルの存在を感じた記憶はあまりなく、むしろ日々、目の前の小さなハードルを一つずつ越えてきた感じ。ときには大好きなラーメンやソフトクリーム、旅でリフレッシュしながら、若者の居場所づくり「「こみかる」での出会いにもたくさんの力をもらっています。
最近は、看護と暮らしが重なり合い、「看護は私の生き方」だと感じるようになりました。そう思えるようになったのは、いつも自分の心にありのままでいたったから。年齢とともに心も身体も役割も変わり続ける中で、「こう縛られず、恐れずに手放していきたい。そんな想いを胸に、これからも大好きな看護の本質を問い続けていきたいと思います。「私には居場所がある」と思えるような生き方が実現できる、そんな福井をともにつくっていきましょう!
加藤 瑞穂さん
株式会社オリナス代表取締役
看護師・保健師・コミュニティナース
大学卒業後、福井大学医学部附属病院での勤務を経て訪問看護ステーションを設立。その後、暮らしに寄り添う「コミュニティナース」としても活動を開始し、地域で看護を実践。2024年に株式会社オリナスを設立し、企業内保健室の実装など看護の可能性を広げている。
撮影場所/福井市 ヨリバ(YORIVER)