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one woman

【確認用】Oneな、わたし。
子ども中心、その先にある
私らしい時間。

柴田商事株式会社 見澤麻記子さん

太陽光発電の販売やメンテナンスを行う柴田商事株式会社で、14名のメンバーのマネジメントに携わる見澤麻記子さん。家に変えれば高校生と大学生の子どもを持つ母親として、子ども中心の日々を送っています。

一日の終わりに私を満たすもの。

平日はできるだけ定時で仕事を終えるようにしています。基本的には残業はしない主義。もちろん忙しい時期はありますが、仕事は職場でやりきって、家ではちゃんと自分を休ませる。そうやって、メリハリのある毎日を心がけています。

家に帰ったら「お疲れさま」のビール。それが私にとって、一日のささやかなご褒美です。ごはんを作りながら飲む一本が最高で(笑)、家族がおいしそうに食べてくれる姿を見ていると、それだけで一日の疲れがふっと軽くなる気がします。

もちろん、時には「今日はうまくいかなかったなぁ」と思う日もありますが、そんなときは心の中でひとり反省会。がんばった自分にも「今日もお疲れさま」と言ってあげるようにしています。

子どもたちと過ごす時間が一番の楽しみ。

休日は、ほとんどが子ども中心のスケジュール。ドライブやスポーツ観戦が趣味と言いつつ、そのほとんどが“送迎”と“応援”です(笑)。下の息子が中学まで野球をしていたので、週末は県外まで車を走らせて大会へ。野球を頑張る息子の姿を見るのが嬉しくて、それが私の楽しみになっていました。今は高校で陸上に取り組んでいますが、競技は変わっても応援スタイルは変わりません。

高校野球の観戦も好きで、息子の友達が出ている試合には、県外でも応援に行っちゃいます。試合を一緒に見て、帰り道にあれこれ話す時間もすごく楽しくて。親として「子どもを育てている」というよりも、一緒に過ごす時間を大切にしている感覚ですね。子どもたちの夢中な姿を通してどんなふうに成長しているのかを、できるだけ近くで見ていたいと思っています。

いつかまた二人になる日を見据えて。

上の息子はこの春、自分のやりたいことを見つけて、大学進学を決めました。そんな姿を見ると、「子どもたちはどんどん自分の道を歩いていくんだな」と実感します。これまでの毎日は「家族のための時間」でしたが、子どもが巣立ったあとの自分の時間にも少しずつ目を向けるようになりました。

夫とは「島で暮らしてみたいね」とか「自給自足の生活もいいかも」とか、よく未来の話をします。実現するかどうかは別として、ふたりで未来を想像する時間が最近の楽しみ。子どもたちが巣立った後は自分だけの楽しみを見つけられたらいいなと思っています。5年後、10年後、どんな私でいたいか。いろんな妄想を重ねながら、自分の時間を育てていきたいです。


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編集後記

同じくらいの年頃の子どもを持つ母として、共感しながら何度もうなずいてしまいました。子育ての“今”を大切にしながらも、その先の自分の人生を楽しみにしている姿がとても素敵で、私自身も未来の楽しみを見つけていきたいと思いました。

取材・執筆 石原 藍

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